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嫡出子と非嫡出子の相続分

皆さんこんにちは。クロスト行政書士事務所の細谷です。
今回は嫡出子と非嫡出子の相続分についてのお話です。

何やら聞きなれない言葉かもしれませんが、
今後子供を作る予定のある方や、
現在子供がいる方にとって大きな問題となる可能性があります。
興味のある方は是非ご参考にしてみて下さい。

まず嫡出子(ちゃくしゅつし)、非嫡出子(ひちゃくしゅつし)ですが、
結婚している男女から生まれた子供が嫡出子でして、
逆に結婚していない男女から生まれた子供が非嫡出子です。

今回は嫡出子とはという話題ではないので簡単に説明しましたが、
もっと詳しく知りたい方は『民法第772条』を参考にしてみて下さい。
→ WIKI BOOKS 民法第772条

そして、この嫡出子や非嫡出子というものが相続に関係しくるんです。
民法900条4号ただし書の規定で、
『嫡出子でない子の相続分は、嫡出子である子の相続分の二分の一とし…』
というものがあります。

つまり、これも簡単に説明をしてしまうと、
嫡出子、つまり結婚している男女から生まれた子供は通常の相続になります。
通常このような場合が多いのでこれは当たり前ですね。

問題は非嫡出子の方でして、
結婚していない男女から生まれた子供は、
結婚した男女から生まれた子供より相続分が半分となります。

<例>
夫が亡くなりました。相続人は妻と子供2人です。
この場合、妻は財産の1/2を相続します。
そして残りの1/2を子供2人で相続をすることになります。
この時、2人とも嫡出子だった場合には1/4を平等に相続しますが、
1人が非嫡出子の場合には相続分が違いますので、
嫡出子が3/8、非嫡出子が1/8というよう相続をします。

嫡出子と非嫡出子の子供がいる場合のより具体的な例を出すと、
結婚している妻と夫の間には子供がいたが、
結婚前、または後に夫の浮気等で他の女性との間に子供が産まれた場合、
これが上記の嫡出子と非嫡出子が相続人となる一例です。
※あくまで一例ですのでこれが全てではありません。

もし上記例のような相続が起こると嫡出子側としては
「なんで親の浮気した相手の子に遺産を渡さなきゃいけないのよ!!」
という感情をもつと思いますし、逆に非嫡出子側としては
「これまで母や私(子)に苦労をさせてきたんだから同じ分だけもらいたいわ!!」
と言った感情をもつことは十分ありうることです。

どちらにしてもよく考えてみると、子供に責任はないんですよね。
子供からしたら自分で選択したり、修正したりすることができないです。
ではやはりこの法律は不平等??
それでも結婚した男女の子供を尊重するべき??
というようなやり取りが行われてきていました。

このやり取りがどのようになってきたかと言いますと、
平成7年7月5日に最高裁判所の判例では棄却としています。
つまり嫡出子と非嫡出子の相続分が違うのは妥当だとしていました。
→ 平成7年7月5日の最高裁判例

しかし、平成25年9月4日に最高裁判所の判例で、
嫡出子と非嫡出子の相続分を区別する合理的根拠がないとしました。
→ 平成25年9月4日の最高裁判例

このように最高裁判所の判断が出てしまったということは、
民法900条4号ただし書の規定である、
『嫡出子でない子の相続分は、嫡出子である子の相続分の二分の一とし…』
が見直されることになると思います。

人それぞれ色々な考え方がありますので、
この最高裁判所の判断に対する僕の個人的な意見はおいておきますが、
そもそも遺言書があればもちろんそれが優先されることになります。

嫡出子に加えて非嫡出子となりうる子供がいる場合、
相続人間での無用な紛争を避けるためにもしっかりとした遺言書を作成する。
これが重要になってくると思います。

このような内容は誰にも相談することができなくて、
結局本人が亡くなってから発覚するということが少なくありません。
そうなってからではもう遅く、争いとなってしまうことがあります。

行政書士には法律で秘密を守らなければならない守秘義務がございます。
まずは悩んでいることをお話頂けると何かお力になれるかもしれませんよ。
皆さまが安心して暮らせるようにサポートさせて頂きまのでいつでもご連絡下さい。

クロスト行政書士事務所
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※注意点※
当ブログに掲載している内容は一例に過ぎず、
個々の状況により関係法令、対処方法は異なります。
ご不安な事やご不明な点は当事務所までお問い合わせ下さい。
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行政書士の倫理

皆さん、こんにちは。
クロスト行政書士事務所の細谷です。

先日、大阪府行政書士会へ新入会員研修に参加してきました。
しっかりと研修が終わると下記のような修了証書なんていうものも頂けます。

終了証書

いったいどのような研修かといいますと、
行政書士は平成25年現在では5年に1度、倫理研修を受けなければいけません。
その倫理研修と新入会員向けのガイダンスを行うのが今回の新入会員研修です。

この倫理研修ですが、もちろんですが凄く重要なものになります。

『倫理 = 人の守るべき道』です。
つまり、行政書士の倫理とは『行政書士が守るべき道』ということになります。

どの業種も一緒だと思いますが、
倫理が守られないとその業種自体が信じて頂けなくなってしまいます。
特に行政書士を含める8士業には特別な力が与えられています。

皆さんは『職務上請求』という言葉をご存じでしょうか??

・弁護士 ・弁理士 ・司法書士 ・行政書士
・税理士 ・社会保険労務士 ・土地家屋調査士 ・海事代理士
の8士業のみが使用できるもので、
これを使用すると戸籍謄本、住民票の写し等を取得することができるんです。

例えばですが、
「遺産分割協議書を作成するために相続人を確定させたい。」
と思っている人がいて僕ら行政書士にご相談され依頼された場合、
行政書士は「こうして戸籍などが取得できますよ。」と教えるだけでなく、
職務上請求書というものを使用して必要な戸籍等を取得することができるんです。
戸籍集めは1通、2通でしたらそれほど苦ではないですが、
場合によっては十通以上になる場合もありかなりの労力が必要です。
これを僕らが行えるというのは、皆さんにとってもかなり負担が軽くなると思います。

このように職務上請求書は僕ら士業のためではなく、
皆さんの手続きが簡単に、よりスムーズに行えるようにと考えられたものです。

こうして聞くと「便利だなぁ!!」と思われるかもしれませんが、
逆に考えるとかなり怖いというか、凄い力ですよね!?!?
だって戸籍や住民票と言ったら、個人情報の最たるものです。
それがこの職務上請求書を使用すると取得できるんです。

このように凄く便利ですが、とても危険な力です。
なので職務上請求書を受け取った役所も厳しくチェックをしますし、
職務上請求書自体も偽造がされないように配慮がされています。
そして、何より1番重要なのは使用する側ではないかと考えます。
つまり8士業がしっかりと倫理を守り行動することです。

特に間違えてはいけないのは、
この請求書は『業務上』全てで使用できるわけではなく、
行政書士の場合はその『職務上』使用できるものです。

どういうことかと言いますと、
例えば前例にあげたように遺産分割協議書の作成に関してですが、
これは事実証明に関する文書ですので行政書士が作成できます。
(※あくまで作成であり、交渉や代理はできません。)
これにともなって相続関係説明図を作成することは行政書士の職務となります。
なので職務上請求書を使用して戸籍を取得することに問題はありません。

しかし、観賞用に用いられる家系図を作成したいという依頼を受けた場合、
これは『業務』ですが行政書士の『職務』ではありません。
この場合に職務上請求書を使用することはできません。

詳しく知りたい方はこちら↓
観賞用家系図作成に係る行政書士法違反事件の最高裁判決について

これは『業務』と『職務』の違いです。

また、以前に内容証明郵便の書き方で相談に来られた方の中に、
相手の住所が分からないという方がいらっしゃいました。
「たしか行政書士って住民票とか取れるんだよね??調べてよ!!」
とおっしゃられる方がいらっしゃいました。

内容証明郵便の作成サポートは行政書士の業務となりますが、
職務上請求書を使って相手の住所等を調べることはできません。
もちろんお金をいくら払って頂いても無理です!!

1つ間違えると人権侵害となるほどの力です。
しっかりと使用方法を遵守すれば凄く便利な力ですので、
行政書士として今後とも気をつけていかなければと強く感じました。

そして今後とも弁護士、司法書士、税理士等の各先生方とも連携をして、
士業として与えられた力を正当に発揮していきたいと考えています。

以上のように、行政書士にも出来ることと出来ないことがございます。
そのあたりもご相談に来られた際にはしっかりとご説明させて頂きます。
ご希望に添えない場合もあるかと思いますがご了承ください。

それでは今後とも皆さんの身近な信頼となれる事務所を目指して!!
日々、努力をしておりますのでよろしくお願い致します。

クロスト行政書士事務所
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Author:クロスト行政書士事務所
クロスト行政書士事務所は大阪市平野区喜連瓜破駅から徒歩7分の遺言書、遺産相続、生前契約、終息活動などの相続に関するサポート専門の行政書士事務所です。プロの専門家があなたの抱える問題を解決いたします!!

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